【PJCS2023第3回予選99位・本戦、s6 最終22位(1986)】パオジアンと愉快な仲間たち
はじめまして。クロンと申します。PJCS予選、ランクバトルにて結果を残すことが出来たので今回初めて構築記事を書くことにしました。良ければ最後まで見て行ってください。



構築経緯
第1回予選にバンギルガン+イッカコノヨを持ち込み勝てなかった経験から、
①命中不安の技をメインウエポンとして採用しない
②基本的に下から動くことになるポケモンをアタッカーとして採用しない(怯み、凍り、やけど等運負けに繋がりやすいから)
③どの構築にもいるハバタクカミの処理を安定させる
以上3点を意識して構築を組み始めました。
そこで真っ先に候補として上がったのが四災の中で唯一命中不安のメインウエポンを採用する必要がなく、先制技のふいうちを相手の防御を下げた上でタイプ一致で打てるパオジアンと、優先度+2の先制技であるしんそくが使え、かつ攻撃種族値が高いカイリューでした。このいわゆるパオカイを軸に、最初の2体で相手を削って後ろのパオジアンとカイリューでスイープするというコンセプトの構築を考え始めました。
相手を削ってパオカイの圏内に入れるという点で最も有効だと考えたのがステルスロックです。パオジアンカイリューイーユイテツノツツミといった環境トップのポケモン、パオジアンが苦手ないかくでサイクルを回してくるウインディやギャラドスはステロが抜群で入るし、ハバタクカミ等のタスキやカイリューのマルスケを潰すことも出来ます。このステロ要員として1ターンで倒されることがほぼない高耐久ポケモンのディンルーを採用し、横に置くポケモンとしてあくびで対面操作ができるヘイラッシャを採用しました。ヘイラッシャは寿司対策も兼ねています。
最後にここまでの4体が全て物理に偏っていること、フェアリーが一貫し過ぎてやばいことを考慮し補完枠としてサーフゴー、その補助役としてイッカネズミを入れて構築の原案が完成しました。
サーフゴーとネズミは当初フレンドガードでサポートし悪巧みを積む型で使っていたのですが、カミイーユイ等上から高火力で殴って来るポケモンが増えて悪巧み積んでる余裕がないこと、ディンルーやテツノカイナなどの高耐久ポケモンがキツすぎること等を加味してこだわりメガネ、テクニックシャンねずみざん型にそれぞれ変更しました。これがめちゃくちゃ刺さりました。元々ゴーストタイプのサーフゴーとノーマルタイプのイッカネズミは攻めの観点からも相性補完が良く、構築単位で処理が遅くなってしまうディンルー、テツノカイナ、ヘイラッシャ等の高耐久ポケモンをねずみざんで大幅に削ることが出来るため格段に処理が楽になります。また、テクニシャンイッカネズミはイエッサンアルマやリキキリン、ヤレユータン等のトリックルームパーティに対する解答にもなっています。
こうして、パオジアン・カイリュー・ディンルー・ヘイラッシャ・イッカネズミ・サーフゴーの6体の並びが完成しました。
個体解説
パオジアン@きあいのタスキ 陽気 AS252 B4
特性: わざわいのつるぎ
155-172-101-×-85-205
技: まもる・せいなるつるぎ・ふいうち・アイススピナー
テラスタイプ: 鋼

ミラーやハバタクカミとの同速意識で最速です。パオジアンにテラス切ることほぼ無かったしなんかゴーストテラは勝手に警戒してくれるのでハバタクカミのシャインを受けられる鋼にしてます。あとは普通のパオジアンです。
カイリュー@するどいくちばし 意地っ張りAS252 HP4
特性: せいしんりょく
167-204-115-×-120-132
テラスタイプ: 飛行

基本的に後ろからスイープ役で投げるため耐え調整等は必要ないと考え意地っ張り準速、同様の理由でマルチスケイルではなくいかくや怯み無効のせいしんりょくでの採用です。アクアジェットはハバタクカミを確実に処理するため、けたぐりはディンルーやミミズズ、ドドゲザン等に対する打点として採用しました。火力アップアイテム無しだとテラバーストで削り切れないことも多く、かつカイリューは打ち分け出来た方が使いやすいと感じたためするどいくちばしを持たせています。
ディンルー@オボンのみ わんぱくHP204 A36 B36 D180 S72
特性: わざわいのうつわ
256-135-165-×-123-72
技: まもる じだんだ ステルスロック カタストロフィ
テラスタイプ: 水

HP=2n B=意地っ張りA252イダイナキバのインファイトを活性込みで確定耐え S=無振り50族+2
AとDに関してはどういう意図で調整したか覚えてません。適当に振っても大抵の特殊技耐えるしなんかちょっと攻撃も振っとくかくらいのノリだと思います。すみません。技に関してはあくびと相性が良く場に長く居座らせることのできるまもる、交代先に刺さるカタストロフィ、攻撃技としてカタストロフィ外したり守られたりしたらアド取れるじだんだを採用しています。テラスタイプは弱点突かれることの少ない水での採用です。合体して波乗り打ってくる雨寿司に対する解答にもなってます。
ヘイラッシャ@たべのこし 慎重HP252 D244 S12
特性:てんねん
257-120-135-76-127-57
技: まもる ウェーブタックル じならし あくび
テラスタイプ: 鋼

ミラー意識でSにも振りましたがだいたい寿司構築にしか出さないのでそんな意味なかったような気がします。テラスタイプは流行ってた毒寿司に強い鋼です。
サーフゴー@こだわりメガネ 控えめCS252 HP4
特性: おうごんのからだ
163-×-115-203-111-136
技: ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック
テラスタイプ: 飛行

当初は臆病最速で使用していましたが、最速である必要を感じる場面が少なかったこと、相手を削りきれず残してしまうことが多かったため控えめにしました。耐久に振っておらずイッカネズミがテクニシャンなので、テラスタイプは総合的に耐性を上げる水ではなく地面技をすかせる飛行での採用です。10万ボルトはギャラドスやアーマーガアへの打点、トリックは主にテツノカイナやコノヨザルに打ちます。
イッカネズミ@広角レンズ 陽気AS252 B4
特性: テクニシャン
149-127-91-×-95-179
技:まもる ねずみざん フェイント この指とまれ
テラスタイプ:ゴースト

今回のMVP。数々の相手を何もさせず葬ってくれました。耐久に振ってるハバタクカミが環境に多く大体の相手の上を取れるし、イッカサーフゴーの並びのねずみざんはあまり警戒されないというBO1ならではの強みが生きていたと思います。ワイドガードやまもるを咎め、タスキで耐えてきたポケモンやHPがミリのポケモンを上から処理できるフェイント、この指とまれによるサポートも優秀でした。
選出・立ち回り
基本選出:先発イッカサーフゴー 後発パオカイor先発パオカイ 後発イッカサーフゴー
これで大体の相手に対応できます。イッカサーフ先発の場合はカミイーユイを出されるときついですがあまり出されることはありませんでした。
ネズミざんをコータス方向に打ちゴールドラッシュを重ねます。ワタッコはゴールドラッシュでは落ちないことが多いですが、次のターンフェイントで処理が可能です。後ろからイダイナキバが出てくる場合は後発のパオカイで処理が難しいのでサーフゴーに飛行テラスを切って削りを入れることが多かったです。ハバタクカミが出てくる場合はこの指とまれを押します。
・対イッカコノヨ
イッカネズミ守る、コノヨザルにトリック
コノヨがビルド打ってたらほぼ勝ちです。攻撃技選んでてもふんどならイッカネズミで無限に吸えるし、ドレパンならサーフゴーに何も出来ないから立ち回りが楽になります。コノヨザルの機能停止させたらカイリューにテラス切ってテラバで暴れます。
・対イルカウインバレルスタン
初手イルカ+カミ: イルカ方向にネズミざん+ゴールドラッシュ
こういうスタンは早めに残数有利を取ること意識して立ち回ってました。裏から出てくるウインディやモロバレル等のポケモンはネズミざんとゴールドラッシュで大体死にます。初手にイルカに守られてサーフゴーにハバタクカミのシャドーボールを打たれることだけが裏目ですが、イッカサーフ見てサーフゴーにシャドボ打ってくる勇者は記憶にある限りではいませんでした。
先発イッカサーフ+後発ディンルーカイリュー
トリックルーム打ってきそうな方(ヤレユータン リキキリン イエッサン等)にネズミざんを打って阻止します。イエッサンがシードでない場合はゴツメの可能性があり、ヤレユータンはねずみざんで落とし切れないことも多いのでゴールドラッシュを重ねます。カイナが初手に出てくる場合はネズミにゴーストテラスを切りトリックをカイナ方向に打つことが多かったです。トリルを阻止すればイッカネズミで暴れて勝ち、トリルを貼られても後ろから出てくる相手のコータスはディンルーカイリューでどうにかなります。
対ツツミノオー
正直どうしても選出択になるので安定しません。ただ、相手視点サーフゴーが重く先発に地面タイプ+浮いてるポケモンが出てくることが多いので、先に相手の地面タイプを処理してサーフゴーを通すルートを取ります。
・ディンルービビヨンの場合
先発:カイリューイッカネズミ 後発サーフゴー パオジアン
初手でけたぐり+ネズミざんをディンルー方向に集中します。ディンルーさえ倒せばサーフゴー通して勝てます。
・ディンルードータクンの場合
ビビヨンの場合と同様にけたぐりとネズミざんをディンルー方向に集中します。ただ、ディンルーに守られてトリルを展開されることも多く安定はしませんでした。
・ガブリアスがいる場合
先発ディンルーヘイラッシャ+後発サーフゴー+パオジアンorイッカネズミ
1番きついです。あくびステロでじわじわ削ってなんとかしてましたが、ガブリアスがみがわりを持っていることも多くこれも安定はしませんでした。
対寿司
先発イッカサーフゴー+後発ヘイラッシャパオジアン
初手にヘイラッシャがでてきた場合はネズミを守らせながらサーフゴーをヘイラッシャに引き、次のターンにあくびとネズミざんを相手のヘイラッシャ方向に重ねます。初手で合体されてもされなくても大きな裏目はないと思います。後はじならしでのs操作やあくびでの対面操作をしつつ詰めていきます。シャリタツは残すと面倒なので、出てきた時にヘイラッシャであくびを入れられるように立ち回る必要があります。チオンジェン入の場合は、カイリューがいないとキツいのでヘイラッシャの代わりにカイリューを選出します。数は少ないですが、ぺリッパー入の雨寿司の場合は初手にディンルーヘイラッシャを投げ、ディンルーに水テラスを切って相手を削り後ろのパオカイでスイープするルートを取ります。
対追い風
先発ヘイラッシャディンルー+後発パオカイ
ステロあくびで削って後ろのパオカイの先制技でスイープします。基本ステロあくびから入りますが、対カミイーユイの場合はディンルー守らせながらイーユイにあくびを打つことが多かったです。ステロあくびで対面操作しつつカタストロフィやウェーブタックルで相手を削り、後ろのパオカイで削れた相手のポケモンを上から倒して勝ちます。
終わりに
テラスタル不適合者すぎてSVで勝つことを諦めてた自分をここまで連れてきてくれて、強者とのバトルの楽しさを教えてくれた構築です。1から1人で考えて1000戦以上回して出した結論をこうして発信できることを嬉しく思います。目標にしていたPJCS決勝及び世界大会出場の夢は叶いませんでしたが、これからも記録として構築記事を残していこうと考えておりますので、良ければ応援よろしくお願いします。最後に、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
構築に関する質問等ありましたらtwitter (https://twitter.com/kuron___82 )まで。